「言葉」は「冒険心」のフィールドを拡げるために不可欠なものであり、グローバル化が進む今日において、「英語」は子どもたちにとって将来重要なツールになっていくと考えます。そのため、農大稲花小では下記の2点を軸と位置づけ、一人ひとりにじっくりと英語力を浸透させていきたいと考えています。
1年生から、毎日1時間の英語科の授業を実施します。1クラスを2グループに分け、英語をネイティブとする外国人講師が英語だけでの授業をします。プログラムには、グレープシティ株式会社による「GrapeSEED」を使用します(入学時の英語習熟度を問わず、全員が同じカリキュラムを学びます)。
赤ちゃんは、母親から話しかけられることで、言葉を自然に覚えていきますが、その「母語に近いプロセスで第二言語を習得する」ことを目標に、カリキュラムが構成されています。
12歳までの子どもたちが段階的に英語を習得できるように綿密に設計されており、専門のトレーニングを受けた外国人講師が、バラエティに富んだ教材を用いて、楽しく、飽きのこない授業を展開します。
また、より英語に触れる環境を増やすために、オンライン家庭学習用教材が用意されています。授業で扱った内容を、テキストブックとオンライン家庭学習用教材を利用し、反復学習を行います。楽しく学べるように工夫された、毎日15分~30分程度の内容です。
「言葉」は、習得することがゴールではなく、それを用いてコミュニケーションをとることが目的です。外国人講師は、休み時間や給食といった様々な時間のなかで、可能な範囲で子どもたちと行動を共にします。そこで得た感情を、習得した英語を使って共有することで、知識が定着するだけでなく、コミュニケーションの楽しさや喜びを感じることで、子どもたちに新たな語彙の習得への意欲をかき立てます。
なお、外国人講師は完成年度となる2024年度には、合計5名を配置する予定です。
畑や田んぼ、プランターなどを使って、作物の栽培や収穫を体験します。育てることの楽しさだけでなく、栽培者の努力や工夫も学び収穫、加工、流通、販売、ゴミ・リサイクルといった流れを学びながら食と農を考えます。
微生物、昆虫などの小さな生物から、ウシなどの家畜や大型動物、海洋生物まで、その生命を支え、活用する技術に触れていきます。科学的、論理的な考え方を重視し、プログラミングの手法も学びます。
様々な体験を通じて、日本に古くから伝わる伝統・芸術・食文化について理解を深めます。
授業で習得した知識・技能を活用する場として、また、集団行動のマナーやルールを学び、友だちと協力しながら学びを深める場として、学外あるいは宿泊学習の機会を各学年に設けています。
稲花タイム全体を通して、国語科、英語科を中心に培った、「聞く・話す・読む・書く」の技能を活用し、話し合ったり、まとめや発表をする機会を設けて「コミュニケーション力」を向上させます。
東京農大の「食と農」に関する資料を多数展示しています。2階には農家の古民家が再現されており、昔の暮らしを学ぶことができます。隣接する(財)進化生物学研究所の展示温室「バイオリウム」では、バオバブの木やキツネザルなど、マダガスカルの珍しい動植物を見ることができます。
世田谷、厚木、北海道オホーツクの3キャンパスそれぞれに設置されています。食品の加工からパッケージングまで、食品メーカーのような製造設備が並び、ハムやソーセージ、ジャムやジュース、乳製品など、様々な加工食品をつくることが可能です。
農学部4学科が設置されている厚木キャンパスは、全体が植物園として登録されています。「理論と実践の一体化」をコンセプトに、多種多様な農業施設や実験圃場、温室などが配置されており、生き物連携センターでは、ポニーなどを活用した動物介在療法の研究なども行われています。
富士山西麓、標高820mの朝霧高原とよばれる地域にあります。乳牛・肉牛・豚・家禽などを飼育しており、実習や研究に利用されています。総面積33 haのうち牧草地が12ha。トリ、ブタ、ウシなどの家畜の飼育や利用について理解を深めることができます。
生物産業学部4学科が設置されており、網走の大自然に囲まれた、スケールの大きなキャンパスです。北海道の生物生産や動植物に関する多様な研究施設、設備が整っており、動物舎では、エミューやエゾシカなどの動物たちを学生たちが世話しています。
沖縄本島の南西300kmにある、高温多湿の亜熱帯海洋性気候の地、宮古島に位置しています。年平均気温は23.1度。ヤムイモを中心に、サトウキビやマンゴーなどの熱帯作物や熱帯果樹の栽培がおこなわれており、熱帯、亜熱帯農業について学んだり、島の暮らしについて理解を深めることができます。